このレビューはネタバレを含みます▼
なんとなく気になって読んだ本。
正直、立ち読み読んだだけでは、
そんなに読みたいとも思わなかったのですが、
面白かった!!
2つお話が入っているのですが、
どっちも好きでした。
王子の箱庭、
始まりは健全なものではないけど、
家に閉じこめられちゃう生活でありますし、
閉じこめる側の元世話役は、ちょっと病的。
だって過去を追い求めて、実行しちゃってる訳ですから。
普通に考えたら狂ってる。
でも最後はその彼が救いになってるんですよね。
それでもって、健全なものに変わっていく。
おかしいかもしれないし、
いいと思う私もおかしいかもしれないけど、
なんか、とても綺麗なものに感じました。
読み終わって、すっきりします。
もぅ1つのお話も、最初ははっきり言っておかしい。
自分の隣で同室の子と女の子がいちゃついてるのに、
部屋を出て行かない訳ですから。
閉じこもってるにも程がある。
でも、こちらも最後は健全なものに。
これもおかしいっちゃおかしいし、
良かった!と思う私もおかしいっちゃおかしいんですけど、
こちらも綺麗なお話に思いました。
読み終わってすっきり。
むしろ正直になれた閉じこもりの彼に
「良かった…」とプチ感動。
うーん、相当私はおかしいかもしれないけど、
すっかりこの世界に引き込まれました。
どちらも素敵なお話でした!