このレビューはネタバレを含みます▼
「時視の巫女」である母に「都の守り人」と予言されたヒロイン。
長雨が続き水神の怒りを鎮める為、水神を祀る社再建の人柱に選ばれる。
ヒロインを攫ったのが「矢科の鬼」と呼ばれる山賊のヒーロー。
半分くらいヒロインが嫌がってるのにヒーローが嬉々として凌ジョクするシーンが続くので、読み続けるのが辛くなり、何度か中断しました。
全部読めばいろんな事が繋がって、その意味も理解出来るのですが、ちょっと長過ぎますね。
登場人物もそれぞれ病んでいてしっかり作られていますが、ヒロインはプライド高すぎちゃって、どうやっても感情移入出来ないし、ヒーローも不気味さが際立ってしまって萌えられないのでなかなか楽しめず。
宇奈月さんの作品は後半に向かって好感度がどんどん上がっていくハズなんだけど、下がりきってしまったので読んでる方の気持ちを立て直す前に、お話が終わってしまった感じです。
特に、中に出したものを飲むとか、お粥の口移しとかグロ過ぎて無理でした。
流血も多いです。
お話の設定は面白いですし、ソーニャ文庫らしい歪みっぷりで良いと思いますが、う~ん、好みかな…。
今回はあんまり好きではなかったです。