溺愛王子の甘やかな誘惑
」のレビュー

溺愛王子の甘やかな誘惑

舞姫美/坂本あきら

ファンタジー?

ネタバレ
2016年1月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 王女なのに対人恐怖症であるヒロインは、叔父に招かれた仮装パーティで、男性から次々とダンスを申し込まれるのに恐れをなし、薔薇の咲く庭園へと逃げ出していた。
そこで髪の毛が薔薇の枝に絡まってしまい、動けなくなっていたところを助けてくれたのが隣国の王子のヒーロー。
「純愛ウエディング」を読んで糖度の高いお話が良いな~と思い、キャンペーン中という事もあって作家買い。
おまじないやら呪文やら魔法使いが普通に出てくるまさかのファンタジーで、少し驚きました。
内容は、ちょっとおとぎ話風にした感じで、魔法がメインにある訳ではなかったのですが…。
たまたまなのか、この作家さんの作風なのか、違うのはキャラクターと設定だけで、先に読んだ作品と話の流れが一緒でした~。
臆病で初心なヒロインを昔から溺愛しているヒーローが、こんな私じゃ駄目だわと落ち込むヒロインに、そのままでいいんだよと言って、あの手この手で誘惑する感じ。
こちらのヒーローも、ヒロイン以外には欲情しないらしいけど、手慣れた感じでヒロインをリードします。
甘い台詞を楽しめる作品ではありますが、台詞にしろキャラクターにしろ、やっぱりどっかで読んだことあるなぁという既視感を拭えず、目新しさはないかもしれません。
レビューで不評だったイラストは、逆にどんななの?と興味をそそられましたね~。
本当にホラーっぽく、青年王の方かな~と思うのですが、お話の雰囲気には合ってませんでした。
版画みたいですね。
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