hand which
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hand which

鈴木ツタ

ナニッこの面白さは!

2008年1月31日
参りました。無料立ち読みが無かったので、初めて見る作家さんだしな~、と思ったら。いまだかつて(私は)見た事無い流れとテンポで、ラストまで止められませんでした。エロもあるけど、そっちよりもストーリーが良かったです。 大学時代から長年付き合いのある男5人で失恋慰め飲み会後の、ベロベロに酔った失恋男・沢津と、彼にずっと片想いしてた宇高のアレコレや、そんな宇高を好きだった男とそれを見抜いてた男(みんな、友達なんですが…)。何と仲間内でそんな事に!(1~4話) 偏食が激しいリーマンが、とある事をきっかけに弁当屋店主と…。なんか、「静」と「動」のキャラが、互いを引き立てて、途中かみ合わないタイミングの悪さが、面白かったです(5~8話)。 ほか、性格激しい暴力的な絵本作家(!)と、住み込みで身の回りの世話をしている家政夫のなるようにナルまでの話や(9・10話)、実家に帰ってきた少年・秀明と、隣りのボロ屋敷に住む男の話(11~13話)。ボロ屋敷では、いつも違う少年がとっかえひっかえ入って行って、一体ナニが繰り広げられてんだ~と、気になって仕方ない秀明…。
どれも面白かったですが、私は1~4話のツルンでるダチ同士(5人中4人がッ!)の話と、11~13話の少年・秀明の話が好きです。愛の形が可愛くてしかもエロなのが良かったです。
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