このレビューはネタバレを含みます▼
遠距離恋愛となった佐条と草壁、草壁が佐条の元に会いに来た2泊3日を短編で書かれています。その短編の合間合間に、空とハラセン、ハラセンと空の飲み友達のコマッチャン、有坂と響の短編も絡んでこの2冊が出来上がってるんですが、もう〜最高です。
それぞれの心にしまいこんでる様々な気持ち…会いたい時に会えないせつなさとか、親を裏切ってるのかそうでないのか、別れた子供への気持ちとか。そういう押し潰されそうになりそうな時に隣に君がいるから頑張って前を向いていけるっみたいなお話です。
佐条と草壁はもう〜可愛い。最後、名前で呼び合うようになるんですが、あ〜2人は変わらずまじめにゆっくり恋をしているなと心にじんわり来ます。響も12時前に帰るんじゃなくてやっと泊まらせてもらえるみたい。ハラセンと空もいいですね。ハラセンは親に言わない事を選んだのかな。「お前がいてくれて良かった」と空を抱きしめる所、泣きそうになりました。親に言うのが苦しめる事になるのか、言わない事が裏切る事になるのか、答は解らないよな〜。コマッチャンはコマッチャンを大事にしてくれる人と出会える事を強く望む!っであります!!
各話すべて短編で台詞も少なくでありますが、気持ちが溢れてて、それが心にじんわり来ます。やっぱ同級生シリーズいいなぁ〜。何度読み返しても心から楽しめます。