このレビューはネタバレを含みます▼
売れっ子人気アイドルとスタントマンのお話。
このアイドルの秀が、登場時はちょっと鼻につく奴なんですけど、凄い人は凄いとすぐに思える謙虚さがあって好感が持てます。
一方スタントマンの半沢は影ながら芸能界で仕事をしてるだけあって、謙虚さは勿論、芸能界でのタブーもちゃんと理解している男。周りからも認められてる大人の男なんですよね。
そんな彼が、価値観の違いからふと出た秀の言葉に傷つき、彼の将来も見据えて、一生懸命秀から離れようとしていて、秀はまったくその状況に気付いてないのが読んでてせつない。秀は価値観が違うのと、今起こっている状況が解らないだけなんですけどね。なので半沢の同僚で、半沢の事が好きな芦名がその事を秀に言ってやるシーンは、読んでて胸が痛かったー。
最後ハッピーエンドになって良かったです。後、芦名〜、お前いい奴だなぁ!「そしてすべてが動き出す」に芦名のお話が載ってるとの事。早く読みたいです。