悪女聖書
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悪女聖書

池田悦子/牧美也子

最初は面白い!

ネタバレ
2016年1月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初の方は主人公がどんな復讐をとげるのか、どうやって人を騙して、地位を上げていくのか、わくわくしておもしろいです。
華道家の家元と別れて、パリに行く辺りから、主人公が目的を失って、話が中だるみし始め、主人公の性格もいい人なのか悪女なのかどっちつかずになり、復讐の手はずや作戦も、適当で幼稚なやり方になり、終わり方も平凡なので、後半は読まなくてもいいかな。
主人公は悪女らしいのですが、それよりも周りに彼女と同じくらいか、それよりも性悪で、卑怯な人たちがそろってるので、どっちもどっちで、同情する人はいません。そういう意味では、主人公にイライラしなくていいです。
好みが分かれるかもしれませんが、絵がきれいなので、私は絵だけでもとても楽しめました。美女設定なら、やはり本当に美女がかかれていないと説得力がないですが、私的に作画の点でこの漫画は満点です。この作画者の他の作品も読んでみたくなりました!
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