このレビューはネタバレを含みます▼
1巻は女好きのヴィスタリアとラウールのお話。ヴィスタリアは侯爵の娘でラウールは公爵なので世界が違います。有閑倶楽部とか好きなら読んでみるのもよいかと。
1巻の絵柄だと無理な方もいるかましれませんが個人的には手を出すのであれば子供世代のお話が出るまではギブアップしないでほしいです。長く描いている作品なので絵柄も段々見やすくなります。
子供世代の話が好きです。アテネーが可愛い。途中までコメディなのに最終巻のみいきなりシリアスです。ミカエルが愛されキャラ過ぎるけど自分もミカエル好きです。ミカエルとラウールのぎこちないコンビも好きです。レオポルディーネとアンリの話はわりと自分はどうでもいいと思って読んでいました。全体的にキャラが個性的です。
終わり方は痛み分けのような同情のような、でもそれでいて妙に納得できる無理のない綺麗なオチでした。