このレビューはネタバレを含みます▼
この作品は、男性が妊娠する世界という衝撃的な世界観で描かれていますが、実際には現代のカップル・家庭が、恋愛・妊娠・出産で受ける社会的な目、評価・処遇を描いたリアルな社会を反映していると感じました。
男女のつがいが出来て、子供が生まれるといった命の連鎖だけでなく、性的マイノリティへの偏見なども語られていて、考えさせられます。
そして「少子化社会への対策」には、本質的に人々の考え方が変わるための啓蒙や行動が必要なのでは、と思いました。
設定等の矛盾など気になる点は確かにありますが、それらを超えて多くの方に是非読んで考えて欲しいなぁ・・・と思いました。