官能小説家の烈情
」のレビュー

官能小説家の烈情

刑部真芯

二人だけ、の世界。

2016年4月30日
最終巻まで読んでレビュー書き直しました。刑部先生の作品はいつも酷評されますが、私はデビューから大好きです。誰にも真似できない、美味と言うより珍味のような良さがあります。作品の世界はいつも切なくて痛々しいけれど、【2人だけ】の運命的なモノを感じられます。ストーリーを組むのは上手いとは言い難いものの、セリフにはいつも胸を打たれます。ありきたりなんかじゃない、オリジナル感です。この作品の光太郎さんが言うセリフや、ドSだけど子供っぽいところがキュンと来ます。最後のシーンが今までで1番好きです!57冊目にしてまだまだ進化を遂げる刑部先生が、ますます好きになりました。
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