薔薇色じゃない
」のレビュー

薔薇色じゃない

凪良ゆう/奈良千春

とても良かったです。

ネタバレ
2016年7月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人生においての選択の岐路。様々な場面、その時その時は、最善の選択をして自分を信じて進んでいる、と思って渦中を過ぎるものですが、振り返ると何度も間違えていたり失敗していたり、後悔もあり、けれどそれがまたひとつの出逢いにも繋がっていたり。結局は現在あるものは過去の選択の積み重ねなのですが………。そんな中、たった一人の運命の相手に出逢い、別れ、けれど完全に離れることなく←これを腐れ縁といいます(笑)付かず離れず互いに成長していく過程で、どうしたってこいつでなければダメなんだ、ってところに10年かけて漸く行き着く。それが良い。懐かしいような切ないような、堪らない気持ちになりました。
凪良先生のお話は殆ど読んでいますが、私の中で上位ランクインです(笑)
ただ、キャラたちがちょっと良い子過ぎるかな?とは思いました。もしもこれが木原作品だったら苦しくて途中放棄になっていたかもしれない…などと思ったり。余談ですが(苦笑)
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