生き返っても、あの世
」のレビュー

生き返っても、あの世

村上竹尾

ストンときた!

2016年7月13日
前作を読み、衝撃と感動を強烈にいただいたものです。
あの作品はまだ全然完治されていない状態で書かれたものだったと知り、驚きました。
今作は、私自身は脳に明確な病気を持つわけではないのですが、何故か感覚が少し想像できるものがありました。
自分が強いストレス状態、半ば発狂寸前になったときの…「自分は脳の認識に振り回されている」と感じるときの怖さに近いものがあるのかな、と。
また、「死にかけた人間は、生きていることに感謝するようになる人間が多いが、そんな単純なものなのか?」という疑問は以前からあったのですが、それに対してリアルで詳細な答えを聞けた気がして、すごくストンッと納得できた気がします。
今作も引き続き、大変興味深い作品でした。
それにしても…作者様にはもう無理をしないでいただきたいものですね。
かなり状態の良くないまま、執筆されていたのにはびっくりです。
これからも作者様の作品を楽しみにしているので、ご自愛ください。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!