まっくらやみで君と、
」のレビュー

まっくらやみで君と、

タカナシモリミチ

変化

2016年7月31日
読み始めて課長が鼻につく嫌いだと思った。事件が起こる。課長が可愛い、気になってしょうがない。
人間『嫌い』という感情は、『気になってしょうがない』の裏返しなのだ。『嫌い』になった瞬間から『好き』に変化する瞬間が待っている。
課長が人形のような美しさから人間の感情を手に入れるまでの変化が、滝本君が走り出す勇気を持った瞬間に涙が止まらなかった。

お隣さんに幸多きことをと願ってならない。
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