メガネ男子と恋する書店
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メガネ男子と恋する書店

内田つち

恋してる書店

ネタバレ
2016年8月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 短編集です。書店で働くメガネ男子たちの恋物語が詰まった1冊です。
作者買いで絵も好き。各話さまざまな恋模様があり、短いながらもどれも面白かったんですが、
特に、オバナの涙と月のハツコイ、この話はすごく良かった。
他の話に出てくる葵のことが好きだったが、執着した偏愛で葵のからだを傷つけ、そんな行為をした自分に絶望し傷つくナオと、店長さんのお話。
とにかく切なかった。。。店長さんが物静かで穏やかな人で、ナオの傷を癒していく感じがすごく良いです。
物語に出てくる恋愛小説のワンシーンと同じように、店長さんが欲しがっていた初版本を、彼に喜んでもらいたいがためにナオが密かに探して渡すところなんかすごく素敵。
いいシーンだったからじっくり描いて欲しかったけど、短編だからそうもいかず。残念なくらい。。
とにかく切ないラブストーリーだった。
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