紅椿 束縛花嫁
」のレビュー

紅椿 束縛花嫁

桜千花/DUO BRAND.

王道かと思いきや…最高の裏切りです✨

ネタバレ
2016年8月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ あらすじからは在り来たりな王道ストーリーを想像しましたが、この時代背景の小説を読みたかったので購入。読み進めていくと…「おっと、いきなり?」難易度高めの濡れ場、ドキドキしながら読み進めると…「えぁ、終わり?」と読者も困惑させる流れ。 伸の普段と閨の喋りのギャップが堪りません。良い意味でです! 織江は芯が強く、賢さもあり、見ていてイライラはしません。……ですが、最後の数ページまで、閨の本番がありません! その途中には濃厚な濡れ場はあるのですが、これまた特殊性溢れます。 この点は好みが分かれるのかも……
ネタバレになりますが、SMですね、軽めな。

なので、伸の性癖に至る過程と、織江への想いからの葛藤、そこで「これ、DVだよね」と片付けられてしまう人には、伸の立位置と、織江がそれを受け入れていく様は、イライラしてしまうかも?

織江の精神はDVを受ける女性の心理と重なります、だからこそご都合主義ではないところが読み手の心を惹きます!
読む価値は大いにあるかと!
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