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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 紅椿 束縛花嫁

    桜千花/DUO BRAND.

    王道かと思いきや…最高の裏切りです✨
    ネタバレ
    2016年8月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ あらすじからは在り来たりな王道ストーリーを想像しましたが、この時代背景の小説を読みたかったので購入。読み進めていくと…「おっと、いきなり?」難易度高めの濡れ場、ドキドキしながら読み進めると…「えぁ、終わり?」と読者も困惑させる流れ。 伸の普段と閨の喋りのギャップが堪りません。良い意味でです! 織江は芯が強く、賢さもあり、見ていてイライラはしません。……ですが、最後の数ページまで、閨の本番がありません! その途中には濃厚な濡れ場はあるのですが、これまた特殊性溢れます。 この点は好みが分かれるのかも……
    ネタバレになりますが、SMですね、軽めな。

    なので、伸の性癖に至る過程と、織江への想いからの葛藤、そこで「これ、DVだよね」と片付けられてしまう人には、伸の立位置と、織江がそれを受け入れていく様は、イライラしてしまうかも?

    織江の精神はDVを受ける女性の心理と重なります、だからこそご都合主義ではないところが読み手の心を惹きます!
    読む価値は大いにあるかと!
  • 狂鬼の愛し子

    宇奈月香/サマミヤアカザ

    読み手の好み次第、物語の深さは中の上
    ネタバレ
    2015年10月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ "作者買い" ではなく "ソーニャ文庫買い"です。

    ソーニャ文庫内全体で言えば、
    ヒーローの歪み具合はなかなかです。
    純粋な欲望、執着、狂気……といった感じなので
    ヒーローの言葉遣いが気になるタイプでなければ
    この点だけでもソーニャ文庫ファンとしては魅力的でしょう。

    ただ、言葉遣いが気になるタイプ。
    紳士的、高圧的、冷静沈着そういう雰囲気のヒーローが好き、という方には向かないかもしれません。
    こちらのヒーローは「~行こう。ね?」「怖かったか。ん?」「~だなぁ」と語尾が幼子に話すような口調なので、同じ作者様の[断罪の微笑]のヒーローとは真逆に近い性格、口調になります。

    ヒロインは、心奥底で自分の境遇に嘆いて、無意識に現実から目を背けているタイプ。
    はっきり申し上げると、"表だけしか見ない馬鹿な世間知らず"と言えるでしょう。

    ですが、こちらのお話しは、ヒロインに現実と向き合わせるのが第一段階の目的に近いので、ヒーロー(二枚上手の冷静さ)とヒロイン(現実逃避のお馬鹿さん)の立ち位置は合理的かと。

    それと、大体のヒロインは、無理矢理でも何だかんだ抵抗が疎か…という物語補正に違和感ある方には、こちらのヒロインはオススメです。

    後半まで、体とは裏腹に、いや、やめて、と叫んでます(笑)
    現実には程遠いですが、それでも拒絶の在り方は正しいと思います。

    話の流れは、少々飛びが目立ちます。

    最小サイズで180ページなので、仕方ないのですが
    個々の物語も重要な点なのですが、あらすじに近い簡潔さでしか語られないので、時々「どうしてそうなった(;・ω・)」と行動や心理描写に違和感を感じることもあります。ただ、まぁこんな感じかなと予想できる範囲なので、自己完結できる程度の違和感ですね。

    ラブシーンはなかなか盛りだくさん、微アブノーマルなとこもあるので、そこ目的でも楽しめるかと。

    脇役の歪み具合もなかなかいいですよ。

    ヒーローの猟奇的なとこも、評価できます。
    ヒロイン以外への執着が皆無なので
    他は邪魔ならあっさりと殺せるヒーローです。
    ただ、苦手な方もいるかと。