王様と幸福の青い鳥
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王様と幸福の青い鳥

六青みつみ/花小蒔朔衣

俺様攻めが健気受けに絆されていく話

2016年8月19日
またまた泣いてしまいました……。
受けのイリリアがとにかく健気!!いい子!!!それでいてただの天然アホじゃないところが良いです。
(健気受けというとただただ「天使で天然ちゃん♡」であるだけで、攻めが惚れるような要素なんにもないのに溺愛される…というのが、よくありますが、この子は違います。辛酸を舐めているからでしょうね。芯はすごく強い子です。)

そして攻めのレグリウスのスパダリ(スーパーダーリン)っぷりと言ったら!最初はイリリアに冷たく当たっていますが、そんな中にも気遣いがあって冷徹なだけではない温かみがあります。
ちゃんと受けを大切にして愛してあげる攻めが好きです。健気受けに絆されていく過程がほんと好き。

相変わらず六青先生の作品では受けが強○されてたり輪○されたりして不幸のどん底を味わってるのがデフォルトですが、この作品に関しては話の中で『昔こんなことがあったよ』という感じで出てくるだけなのでかなーりソフトになっています。珍しいかも???

濡れ場は前半に一回と最後に一回の二回だけですが私はとても満足でした。
お話が良い…すごく良かったです。胸がキューンとして、最後には「よかったね!」と気持ちよく読みおわれる作品です。
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