この人といえる人に出会い過ごす二人の時間





2016年9月9日
かけおち、余りHQ では一般的ではないような。
「別れの日まで」は、今を生きることの大切さを伝えてくれました。
「脇役はおしまい」では、アメリカの職業軍人や特殊な任務に当たる過酷な兵士の、家庭を遠ざけている姿と修羅場をくぐった者だからこその、シビアな現実も描かれます。彼等には深刻な、でもよくある話として巷間で言われていることも盛り込まれています。恋愛を語るなら避けられないとはいえ、ちょっと驚いたのも事実です。
最後のお話「涙は愛の言葉」は、途中経過で時間を置いても好きになった人をやっぱり好きなこと、それは、相手の状況を読む前から、一目で感じとること、そういう恋に陥ってどうにもならないものでも感情は内に残り続けてしまうものであることを、彼のサイドで描写され、一方、ヒロインのほうの感覚のこととして、相手に永遠を感じること、その奇跡を大切にすること、彼女のお祖父様のヒロインへの言葉を通じて、恋愛のエッセンスが盛り込まれています。
シリーズ3話のそれぞれが異なる作者の手になる原作の様ですが、コミックは高山先生御一人が担当されたことが大変効いて、三組の恋愛が綺麗な縦軸横軸の広がりあるストーリーになって楽しめます。
ただ、戦争のことや、空白の時間のある二人だとか、材料多いわりには、だからこその時間の長さに比べて、なのか、読み終わってみると、頁数が増やせない制約はあったろうと想像しつつも、もっと濃くてよかったんではないかとの感、あります。三冊分描かれている筈の内容の抱えている展開にしては、タッタッとラストまで来ちゃった感、あります。
重い話を期待した訳じゃない。ですが、何となく何か、あれ?もう?との感触が抜けません。
「別れの日まで」は、今を生きることの大切さを伝えてくれました。
「脇役はおしまい」では、アメリカの職業軍人や特殊な任務に当たる過酷な兵士の、家庭を遠ざけている姿と修羅場をくぐった者だからこその、シビアな現実も描かれます。彼等には深刻な、でもよくある話として巷間で言われていることも盛り込まれています。恋愛を語るなら避けられないとはいえ、ちょっと驚いたのも事実です。
最後のお話「涙は愛の言葉」は、途中経過で時間を置いても好きになった人をやっぱり好きなこと、それは、相手の状況を読む前から、一目で感じとること、そういう恋に陥ってどうにもならないものでも感情は内に残り続けてしまうものであることを、彼のサイドで描写され、一方、ヒロインのほうの感覚のこととして、相手に永遠を感じること、その奇跡を大切にすること、彼女のお祖父様のヒロインへの言葉を通じて、恋愛のエッセンスが盛り込まれています。
シリーズ3話のそれぞれが異なる作者の手になる原作の様ですが、コミックは高山先生御一人が担当されたことが大変効いて、三組の恋愛が綺麗な縦軸横軸の広がりあるストーリーになって楽しめます。
ただ、戦争のことや、空白の時間のある二人だとか、材料多いわりには、だからこその時間の長さに比べて、なのか、読み終わってみると、頁数が増やせない制約はあったろうと想像しつつも、もっと濃くてよかったんではないかとの感、あります。三冊分描かれている筈の内容の抱えている展開にしては、タッタッとラストまで来ちゃった感、あります。
重い話を期待した訳じゃない。ですが、何となく何か、あれ?もう?との感触が抜けません。

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romance2 さん
(女性/60代~) 総レビュー数:1852件