ぼくらが恋をするには
」のレビュー

ぼくらが恋をするには

内田つち

ちょっと切ない。

2016年10月12日
表題作は2作めに入ってます。

ノンケ、ではないよね。付き合うのは女が良いけど男とやるのは好きって、精神的にはノンケだけど実際はバイだよな。
それでも周りの目を気にしてしまう気持ちは分からなくもない。偏見というのは何処にでもある。

千鶴が好きになってしまったのはそういう男。

千鶴に惹かれているけど、男だからという理由で受け入れない。受け入れたくない。
浴びせた言葉も行動も、千鶴を傷つけるもので、千鶴が可哀想だし自分勝手だとも思ったけど、
他の男と一緒にいる姿を見て独占欲を感じ、ようやく自分の正直な気持ちを自覚します。

隼吾にはこういうきっかけが必要だったのかもしれないね。
とにかく千鶴が幸せになって良かった。
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