このレビューはネタバレを含みます▼
出てくる主要登場人物、みんな何かしら抱えてる。。
暴力やトラウマ、パニック障害・・など、絵柄の可愛さからは想像に難いダークなお話でした。
まっとう?なのは光星さんくらいか。。 一番正直である意味純真。
千ちゃんもまぁそれに近いけど、穏のためとはいえ目をえぐりそうな、かわりに左手を折られるくらいの報復行為(描写はなし)をしちゃうしな。
穏も不幸な家庭環境とはいえ、暴行されても諦め流され受け入れるし、
圭吾も愛情はあったんだろうけど、その表現は些か常識を逸脱しているし。
極めつけは栄。過去がキツすぎる。母親やばいよ。。そりゃあ接触障害でパニックになるのも致し方ないよ。
・・とまぁかなり重い内容でありますが、そんな中で彼らがごく普通のささやかな幸せを見つけるまでのお話。切なかった。。
タイトルの「あなた」と「私」は、穏であり栄であり千ちゃんであり光星さんであるんだなあと。なかなか深いです。