昭和元禄落語心中
」のレビュー

昭和元禄落語心中

雲田はるこ

面白いです。

ネタバレ
2016年11月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 落語が大きな題材にあるものの、そこを通して描かれる人間模様や生き様がメインテーマのような。
最初、主人公は与太なんだと思っていたけど、菊さんの人生、生き様のお話だったんだなぁと。
最後の最後に爆弾が落とされますが、あーなんだか納得という感じ。
死後の世界の助六とみよ吉さんとのやりとりも良かった。
苦しんでも苦しんでも落語を愛してやまず、離れられなかった菊さん。
全部読んで、また一から読みたくなるようなお話でした。

最終巻の特装版のミニ冊子、菊さんと小夏のお話のようなんですが。どうしたら読めるでしょうか…。
すごく読みたい。
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