ユレカ
」のレビュー

ユレカ

黒沢要

雰囲気はあるけど、?もいっぱい

ネタバレ
2016年11月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一般的なBLとは違い、自分のルーツを探す旅と贖罪の旅というそれだけでも成立するようなお話の中にBL要素が入っています。独特の雰囲気もあります。
ただ全般に分かりづらいところ、不自然なところ、疑問点が散見しました。
1、シュクが冒頭で会った半魔と、純血の父親の名前が同じステファン。最初混乱します。
2、永遠の命を持つ純血の父親は、もともと名前がなく、シュクの母に(人生で)初めて名を聞かた時、目に付いた看板から「ステファン」と名乗ります。
でもシュクは、父親探しの旅で会ったルートガーに尋ねると「(ステファンの)名に覚えがある」と言われます。
父親はずーっと名前のない暮らしをしていたのに母と別れた後は行き当たりばったりのそれを名乗ってたってこと?
3、純血の父の血を飲んで、子供が欲しいと願っただけで、15歳で母はシュクを産んじゃったの?
4、半魔ステファンは「(私を)旅に連れて行ってくれ」と言った直後に「私を待っていてくれ」と言います。え?どっち?的な。
しばらく眠って目を覚まさないから旅に出るのは目覚めるまで待ってくれ、という意味だと分かるのに3-4回読み返しました。
5、最後の方で、半魔ステファンが太陽に当たれなくなった理由が分かりませんでした。
日に当たれないのは純血のはず。半魔から純血になったの??
(なんか自分の文章も錯綜してるな・・(´・_・`))
総264ページ。
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