禁断の恋でいこう
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禁断の恋でいこう

大海とむ

大海とむ先生の作品の虜です

2016年11月17日
この作品をきっかけに大海とむ先生の世界にどっぷりハマっています。先生の作品は人間と「そうでないもの」との恋愛がほとんどなのですが、その設定に無理がありません。むしろその異質な設定が物語をより切なく苦しく美しくしています。私自身、ファンタジーはあまり好きではないのですが、大海先生の物語は違和感なくすんなり入り込めました。それは大海先生の物語作りの上手さ、キャラクターの魅力、物語をひっぱるパワーetc。。。全てが混ざり合い、唯一無二のカラーを作り出し、読者を魅了するからなのだと思います。この「禁断」も狼と人間の女性との物語。でも純粋な愛の物語です。大海先生の物語の女性は皆、大きな包容力と母性があると思います。この物語の緋佐子もそう。その包容力と強さが全てを乗り越え2人を導いてゆく。。。私もそんな女性になりたいと思いました。互いを思い合う夜斗と緋佐子の愛の物語。最後は涙が止まりませんでした。ぜひ「禁断の恋をしよう」「続・禁断の恋をしよう」からシリーズで読む事をオススメします。
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