このレビューはネタバレを含みます▼
絵柄も作風もジョージさんっぽいなというのが最初の印象。
ジョージさん同様、強い濃い絵柄のせいで、どうもとっつきにくかったんだけど（ジョージさんの時も）
いやいや、中身も濃くドラマチックで毒もあり、とにかく充実した内容で大満足でした。
本気で泣けたり嬉しくなったり腹が立ったりするのは、やはりキャラの構築が完璧だからだと思います。
どっぷり入り込める。
家族愛が重点的に描かれてる気がするけど、個人的には詩織の不毛な片想いを本筋としたラブストーリーだと思います。
切なくて切なくてホント切なくて。
ただ途中からは、あーちゃんの親友・大樹のような気持ちになって読んでたので
とにかく詩織達の母親が憎くて仕方なかったです。
最終的には何事もなかったように和解して、３人ともあっさり許してるけど
９歳のあーちゃんは酷く傷ついてたわけだし
再会してから更に酷かったし（あーちゃんへの罵倒、まーちゃん放置、他多数）
ダメな母でごめんねで終わらすなんて！と、それだけは不満が残りました。
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