海とヘビースモーカー
」のレビュー

海とヘビースモーカー

峰島なわこ/榎田尤利

表題作はファンタジー色

2016年12月5日
3編の話でした。
どの主人公も傷を抱えていて、切なかったり
辛かったり…でも読後は決して悪くない、そんな作品集です。
とくに印象深いのは3編目。前中後編でしっかり描かれてました。
読み始めの明るい感じから
想像つかない程酷い過去のある主人公。
ずっと見守ってきてくれた幼なじみのおかげで、過去に決着つける勇気が出た彼。これからは何もかも上手く行きそうで安心しました。
1、2編は書き下ろしが榎田さんの小説、という珍しい構成。ウルっとしたり、ニヤニヤしたり…中々新鮮でした。
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