王子の箱庭
」のレビュー

王子の箱庭

緒川千世

星4,5。執着質な想いの話、2作品。

2016年12月15日
178ページ、表題作約100p(ラストにおまけ15pも)+断熱線上の鼓動2話、計2作品。

2人とも少し壊れてますが、その壊れ加減が良かった(笑)。
このままずっと閉じ込めてればいい、と思えてしまう。

読んでてどこかもの哀しい暗さがあります。
本編だけでは物足りないエンドだけど、ラスト収録の後日談、王子の中庭を読んで満足でした!
盛り上がり的には欠けるけど、この雰囲気、私は好きです。

同時収録も良かった。
2話なのでページ数もそこそこ。
こちらもタイプは違うけど執着質な想い。

ややネガティブな恋情のお話が好きな方にはオススメです。
おまけの星5。
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