無数の夢飲む甲子園





2008年2月2日
高校野球の晴れの舞台は、なんといっても甲子園だ。その舞台へ登るため、球児達は血の汗を流す。発案者とそれを発展させてきた方々に脱帽だ。多くの選手達や、ファン達、関係者を含めて、数え切れない人達の夢を、甲子園は飲んできている。野球を含め、人はなぜスポーツなどにこだわるのだろうか。そこには、人間としての究極的な、精神と肉体への酷使と、それでも、命までには及ばないという中での勝敗に惹かれるからだろう。また、早い時期からの、仲間意識や、連帯感という温もりを生じさせるのも確かだ。人間の意識で認知できる一分一秒を、確実に握り締めようとする、精神の研ぎ澄ましへ向う躍動の姿も美しい。(一億分の一秒とか一兆分の一秒とかの世界もあるが、人間ではこれの現在を認知することはできない。一秒の中にはこれの未来・現在・過去があるのに)。人間の限界を追求していこうとする試みは代々にわたって続いていく。

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名探偵キャサリンの息子 さん
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