このレビューはネタバレを含みます▼
黒髪長身のα、白髪のβ、黒髪かわいい系のΩ。それぞれにけっこうな過去と闇があるのに、各話で主人公がコロコロ切り替わってしまうので読んでいて混乱します。
カップリングはβ×α?、中途登場のαオジサマ×Ω。
Ωとオジサマの間にはラブがありハッピーエンドですが、オジサマは気の弱い(優しい)ただのモブのおじいちゃんだし、Ωはあざとくて好感の持てるキャラではないので萌えません😌
一方のαβはラブとかではなく、この二人の結末は読者の想像に委ねられた感じ?
βは冒頭から病んでいたけれど、実はそれ以上にαが病んでいて、βはそのαの中にある闇を目覚めさせてしまったのね…!「綾瀬を許すことはできない」「正しい暴力は正義」「殴ったとき=ヒートに似た快感」「一生飼ってやる」これらのα緒方の発言からすると、β綾瀬くんの結末は………ヒィ~こわっっ!💦
ラスト想像すると怖いです~💦
でも、βとしての自分を見てほしい向き合ってほしいとずっと願っていた綾瀬、報われたことになる…の…かな…?う~ん。
この本はオメガバース特有の、発情だヒートだ番だといったことに絡む萌えは一切ありません。
エロ描写はありますが、αが掘られる3Pだったり、Ωがウリでモブと絡むシーンだったりで気持ちが通じているエロはなし。
最初は暗い…よくわからない…と思ったけれど、何回か読み込むと緒方の病み具合にゾクッとしてクセになりそう。