ユーモア・ミステリー星子ひとり旅
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ユーモア・ミステリー星子ひとり旅

山浦弘靖/服部あゆみ

星子シリーズの中で一番好き

2016年12月28日
星子一人旅シリーズ8作目。中身も表紙も星子シリーズの中で一番好き。一匹狼の刑事、三日月マサルさん初登場の巻です。
もう何回読み直しても良い超名作です。
フィアンセの宙太にまるめこまれ行くはめになった婚前旅行から逃げ出し犯罪に巻き込まれた主人公の星子。妹を死に追いやったのに裁かれなかった犯人を追う停職中の刑事マサル。清里を舞台に二人が出会って物語がすすんでいきます。この巻だけで二時間ドラマ作ってほしいくらいハラハラドキドキ。ぶっきらぼうで野性的なマサルに反発しながらひかれていく星子の心情描写が素晴らしいです。最後の宙太の台詞も印象的です。
山浦先生の文章は映像が綺麗に浮かび上がるんですよね。トラベルミステリーということで旅先の描写も情緒があっていい。
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