世界の中心で、愛をさけぶ
」のレビュー

世界の中心で、愛をさけぶ

片山恭一

作為的

2017年1月1日
これが「純粋な愛」の物語だとは嗤わせる。

相互の人格が今ひとつ分かりにくい上、胸ぐらを掴まれて感涙を強制させるような展開で、むしろ不愉快だ。

徹底的に愛される事ばかり考えている人は、相手が自分の為にとことん尽くしてくれるので、それなりに憧憬するかもしれないが、そればかりでは互いが愛し合っている事にはならない。

少なくとも私は、そんな歪んだ愛の為に一生を捧げるのはごめんだ。
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