このレビューはネタバレを含みます▼
オメガバースは元々海外発の設定だそうで、実際の海外ものはどうなんだろ?
と興味が惹かれて手に取りましたが、正解でした!
オメガの原型であるらしい人狼の話で、本作は片方がゲイ。
日本のBLファンタジーとはまた違う感じ。
ゲイへの偏見や考え方などリアリティーのある会話や展開、読み応えがあります。
ストーリー重視の方にはぜひオススメ!
設定も今までのBLで読んだオメガとはだいぶ違いましたが、そういう違いも面白くて興味深く読めました。
群れとかリーダー(アルファ)とか、満月の狩とか。
メイト(伴侶)2人の絆が強くて良かったです。
フランクな2人のコミュニケーションがいい。
ファンタジーBLではどちらが女役か固定が多く感じるけど(読者(女)の好み?)、相手が好きで信頼があればどちらでもかまわない感じが自然でした。
主人公の友人たちが気になる行く末のエンドでしたが、
次の話、狼の遠き目覚めはその2人の話みたいなので楽しみです!
たぶん、かなりのページ数。
内容的にもボリューム的にもたっぷりの読み応え。
読み終えるのに他のBL小説の2倍くらいかかりました。