放蕩貴族を愛したら
」のレビュー

放蕩貴族を愛したら

ジョアンナ・メイトランド/星合操

邦題のイメージとは

ネタバレ
2017年1月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 邦題のイメージから想像されるストーリではないですね。放蕩貴族というと、美しくてゴージャスで余裕たっぷりな男の人がイメージされるのですが。
そんなゴージャスイケメンが初めて本気の恋愛をする話かなー?

と思いきや、ナポレオン時代の歴史のうねりの中で出会った貴族と歌姫(≒高級娼婦)のお話でした。
貴族も貴族らしい貴族ではなく、使命感溢れてたり、歌姫にメロメロな気持ちと葛藤したり。
歌姫も外見の可憐さに反してなかなかどうして芯は強く。
大きな歴史の流れの端っこで、こんなロマンスが。そんなお話です。

想像と違う世界が広がっていましたが、良い方向に違ってました。歴史物、時代物が好きだからかもしれませんが。
争いに巻き込まれるようなストーリなのに、おとぎ話のようなかわいさがあって、私は好きでした。
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