雪国
」のレビュー

雪国

川端康成

そんな時代であったから

2017年1月9日
タイトルどおり、雪国を舞台にした、主人公と水商売の女性のお話。
舞姫、伊豆の踊り子でもそうなのですが、至極ナチュラルな男尊女卑やエリート思想が、川端さんの小説に根を張っています。
そんな時代の小説だから、という擁護もできますが、彼と同じ時代の小説でも普遍性をもつ作品はいくらでもあるわけで。
ノーベル賞作家の小説、ということで話の種、教養のために読んでみられる意味はあるのでしょう。
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