狼の口 ヴォルフスムント
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狼の口 ヴォルフスムント

久慈光久

教科書の中のできごと

2017年1月14日
教科書に数行しか書かれていない出来事かもしれないけど、本来はこの漫画以上に沢山の命と引き換えだったのでしょう。前半はなかなか話が進まない。ことごとく人が亡くなって誰が主人公かわからない。中盤から少しずつ話が前へ行くけどもやもや、でもその分後半からの疾走感は気持ちいい。胸がすくわれます。ストーリーテラーや主人公はいませんが、歴史とはそのようなものなのかもしれないですね。個人的にはオススメですが残酷な描写が多いので読み手を選びます。
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