このレビューはネタバレを含みます▼
終盤の「また繰り返すわね 身体じゃないもの 心がデブなんだもの」この言葉に、作品の全てが集約されている気がしました。いじめっ子の美人は開き直った明るいデブも嫌いだと言っていますので、性格はどうあれ彼女には嫌われていたわけですが、そういう人なら逆に女性たちを味方に付けて上手く立ち回れたはず。ではなぜ主人公がそこまで追い詰められてしまったのか?それは「心がデブ」だからです。常に重苦しい枷をはめながら動いているから、痩せようが太ろうが良い方向にはいかないわけです。体型に悩んでいる人もそうではない人も、ぜひ一度読んでみて頂きたい漫画ですね。