少年期から青年期の青さ

この作家さんの「ガールズノート」が好きで、
作家買いでしたが読めて良かった。
少年期の独占欲で、不器用な2人がこじれ始め
青年になってからは更にこじれ、感情を持て余し
自分の心のありかが分からなくなって、
逃げたりぶつかったりと周りを巻き込みながら
成長していくお話です。

明るいBLが好きな方には向きませんが、
感情を追った描写の好きな方には良いかな。
お話も絵も素敵なのですが、星5に至らなかったのは
お話に引きずられてしまい、読むのに疲れたからかな。
でも、素敵な作品だと思います。
金木犀の香りも素敵なスパイスでした。

一冊表題作で、心理描写重視でエロ描写は少ないです
(最後の方にちょっとだけ)