このレビューはネタバレを含みます▼
絵はきれいだし、ストーリーも先が気になり、どんどん読み進めていけてあっという間に最後まで読んでしまいました。
でも、感動はしませんでした。
うーん、命がけの恋ってこういうこと?という感じでした。
二人の愛を貫こうとすると色んな人を傷つけ、手を汚したり誰かが死んでしまうことさえある、それでも、みたいなのが個人的にあまり好きでないので、好みの問題かもしれません。
結局最後まで、うーん、この主人公側の人は良いけど、これ途中で死んだり殺されたりしたキャラクターとか気の毒じゃない?みたいに思ってしまい最後まで感情移入できませんでした。
もっとそういう葛藤とか、そこまでしてでもその恋を貫く価値、みたいなのがはっきりわかるとモヤモヤせずに読めたかなと思いました。
一番受け付けなかったのが、匡がみさおに子どもができた時、みさおが死ぬ可能性が高いとわかると子どもをおろさせようとしたことと、子どもにみさおの足が悪いのは子どものせいだろうと怒ったシーンです。自分が子持ちだからかもしれませんが、ドン引きしました。子どもがかわいそう。