このレビューはネタバレを含みます▼
(小説、読みきり)
耽美、と聞いて自分とは合わないかな?と心配したけどそんなことなく、お話の世界に惹きこまれた!
まさしく表紙・タイトルのような主人公。
稀少な輝石のような美貌で冷たく気高い。
これでもか!
とプライドとともに心も体も追い詰められていく。。
気高いだけに主人公が相当ひどくてツライんですが、、
それも孤高の彼には必要だったのかと思えてしまう。。
キツイけど読み応えありました。。
でも!
もう、一歩!先までお話が欲しかった~(泣)。
主人公の心を許した笑顔が見たかった!
後日談を短編でもいいから追加で書いて欲しい!
(可能なのかな?)
その点ラストが寂しくて星-0,5ですが、最初から最後まで先が気になる惹きつけられるお話でしたので、盛って星5。
ツライのやヒドイのが苦手な方、明るい幸せな話を期待する方には向かないかも。
<余談*宝石アレキサンドライト>
暗い紫に近い色ですが、光の種類によって色が違って見える。
室内灯と太陽光で緑に見えたり赤紫に見えたりして珍しい石。
あまり耳にしないけどかなり稀少で高価、どこの宝飾店にもは置いてない。
(グレードにもよるでしょうが、ダイヤよりも小さいのに高価!)
以前機会があって見知っていたので、読んでてなるほど~!でした。。