爪と棘
」のレビュー

爪と棘

宮城とおこ

重い話の割にはふわふわ。惜しい!

2017年3月13日
246ページ、1冊表題作。

読み終わって、
え!こんなにページ数あったの??
と思うような、物足りない読後感。

うーん、なんだろう?
何が足りないんだろう?
わたあめのようなつかみ所がない感じ?

ストーリー背景はしっかりあるし、重いシリアスな感じで進んできたんだけど、なんだかフワフワな感じで終わってしまった。
もっとずっしりな読み応えを期待してたのかもしれない。

そう、
テーマのわりには、切なさややりきれなさが足りなかったからかな??

なんだか、もったいない感じでした。
2人の罪悪感や傷ついた痛みとか、その辺のドロドロをもっと見たかった。
表紙も絵もきれいで、雰囲気良いのに、惜しい!
て感じでした。
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!