このレビューはネタバレを含みます▼
2番目に小さい文字で293ページでした。上品というのは違うかも知れませんが、血気盛んな乗組員などはおらず、船長（陛下とも言われる）であるヒーローに忠実な臣下…のような感じ。略奪シーンも無いし、急な嵐に遇い溺れたヒロインを助けたり、ヒロインのお父様（国王）の船を助けたり…カッコ良すぎな海賊さんです（笑）。ヒーローとヒロインはお互い一目惚れなんですが、ヒーローはヒロインの祖父王に国と両親を奪われたので仇同士になります。そしてもちろん美男美女。ヒロインは小太り好色オヤジの国王に政略結婚させられるのに、国のためと文句１つ言わない姫だったのですが…ヒーローと出会ってからは結構情熱的な恋に走ります。ヒーローは国を取り戻すために今まで頑張ってきたので、一旦はヒロインをあきらめますが、吹っ切れてからは…ラブ描写も多目かな？(^^;)。ページ数を感じさせないほど着々とストーリーが進んで、ラストは“なるほどそうきたか”と思うほど上手くおさまります☆。帆船がキラキラとした青い海に浮かぶ描写も素敵で、とても読みやすかったです。おまけのSSも良かったですよ♡
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