蒼の封印
」のレビュー

蒼の封印

篠原千絵

最後、あの人のひとり勝ち!

ネタバレ
2017年3月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 第1話から不自然に存在感を放っていた脇役のあの人が、最後は全ていいところ持って行きました。(感涙)
あの人目線で読み返してみると、4巻で正体を晒す時に「あいにくと、、、そう簡単に死ねなくてね」の台詞Σ(゚д゚lll)
ヤバい!ヤバい!ヤバい!
篠原先生、うますぎます!
ヒロインのあの優柔不断でその場の感情に流される性格にはやはりイライラ。
前半の鬼=悪、から、後半の共存希望にストーリーを持ってく為に、3万にも増えた鬼の食料事情が描かれておらず(増やす為に犠牲になった人間の数も)、また、非人道的で残酷な描かれ方だった餓鬼も理性的な普通の人っぽく描かれ方が変わってしまう等突っ込みどころ満載ですが、さすが篠原先生、引き込まれて一気に読んでしまう面白さです。
昔の作品なので、携帯電話がなくトランシーバーやカーテレフォンが登場するのは想定内でしたが、駅の改札が自動改札でなく駅員さんが並んでいた事に驚愕したと共に、実はその時代を子供時代に経験している自分の古さ?を思い知りました。
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