このレビューはネタバレを含みます▼
王道と言えば王道の学園青春ストーリーですが、お琴という題材を扱っているので新鮮さを感じます。
何をしても問題視される愛と、琴部の為に一生懸命なのに陽の目を見ない部長の武蔵と、琴の家に生まれ圧倒的な才能を持つヒロインさとわを中心に話は進みますが、他の部員達や先生・他校の生徒たちにも焦点を当てているのも良かったです。
個人的には外部指導の晶先生の話は大好きで、何度も読み返しては泣いてしまいます。
ある理由でさとわに強烈な劣等感を持っている晶先生が、生徒たちに教える中で努力は無駄ではなかったと思えるまで過程が素晴らしいです。