文鳥様と私
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文鳥様と私

今市子

文鳥好きさんは一読の価値あり!

2017年4月25日
私も過去に小鳥を飼育していた時期があるので、ウ○コネタなんかはあるある過ぎて本当に面白かったです。しかし、生き物を飼う事は決して楽しい事ばかりではなく、病気や怪我の心配が常につきまとい、そしていつかはお別れの時がやってくるもの…。1巻の方のエピソードは20年ぐらい前のお話になるので、読む前から既に(私は最近この作品を知りました)初期に登場する文鳥様たちが天国に旅立ってしまっているのはわかっているのですが、それでもお別れのお話は1羽1羽残念でならず、特に今先生が親鳥に代わってご自身の手で初めて育てられたナイゾウちゃんとのお別れは涙が出てきました。ペットの存在は日常を明るく楽しく豊かにしてくれる反面、お世話の大変さやお別れの悲しさ・辛さも必ずあるものなのだと、この作品を通じて再確認させてもらいました。これから文鳥や何かペットを飼おうと検討されている方や、既に文鳥を飼育されている方には是非とも読んでいただきたい作品です。それから余談ではありますが、10巻にて桜文鳥のういろう・くじらペアの間に誕生した子のうち1羽を養子にもらわれた今先生のアシスタントを務めていらっしゃる汐崎隼さんが監修された『もっと知りたい 文鳥のこと。HAPPYブンチョウ生活』という飼育手引き書にリアル淡雪ちゃんの写真が掲載されているので、興味がある方は本作と併せてご覧になるのもおすすめです(断言は出来ませんが今家の文鳥様の写真も掲載されていると思われます)
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