ピアニストの執愛 その指に囚われて
」のレビュー

ピアニストの執愛 その指に囚われて

西條六花/秋月イバラ

色気たっぷりのジャズピアニスト

ネタバレ
2017年5月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒーローはピアノとヒロインにしか興味がないのに、妙に異性の視線を引き寄せてしまうジャズピアニスト。一方のヒロインはふんわりした可愛らしい雰囲気ながら芯のある性格で、いろいろと問題があるヒーローを引っ張っていく強さがあり、お似合いのカップルだなと感じました。
才能と容姿に恵まれつつも、幼い頃から周囲とうまくコミュニケーションを取れず劣等感を抱くヒーローの内面が深く掘り下げられていて、駄目な部分があっても魅力的に思えます。そんな中、初めて「恋」という感情を教えてくれたヒロインに強く執着する様子は、納得のいくものでした。
高校時代の二人の初々しい初恋、そして再会してからのヒーローのヒロインに対する溺愛ぶりが糖度が高く、「好き」という気持ちがこもったラブシーンの甘さに大満足。
素敵なお話でした。
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