風光る
」のレビュー

風光る

渡辺多恵子

小物まで手を抜かない時代考証!

2017年5月3日
王道の少女漫画でありながら、当時の思想、風俗までなかなかの充実ぶりで資料顔負けである。女の子が男所帯の新撰組に入ったら、というベタな設定をなるべくファンタジーにせず、剣術、身体的にどんな問題にぶち当たるかを逃げずに追及して描いている事がこの作品の支持される理由の一つであろう。読み返すと、初期の馴れ合う前の沖田が切れ者っぽくて懐かしい。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!