星4,5。じっくり長い付き合い2組の話。

全11巻、1冊約180～200ページ。
基本は表題作＋Gun＆Heavenの番外編（＊下記詳細）もあり、計2作品で3組のお話。

かなり古い作品のようで、絵は今時BLとはだいぶ違います。
うーん、確かにバランス悪い絵で好みがわかれそう。
手抜きちび絵ならまだしも、シリアスでもちょっと頭大きめ？肩幅せまい？
特に前半はヤクザもの青年誌を思い出すような画風。
（後半今っぽいBL風な絵に）

背景も一昔前ではあるけど、そこはあんまり気になりません。
1巻の最初は元短編予定だったのかな？と思わせる急な展開が多く絵も荒削りですが、巻数重ねていくと2人の関係や背景の話も深みが増して面白くなっていきます。
特に最初の2人は付き合いが長いだけに夫婦のような熟成カップル（笑）

後半は弟の話にスライドしていきます。
最初の2人ははじまりが急だっただけに、後半の2人の方が読んでいて楽しかった！
お邪魔ムシな弟だけど、恋に一生懸命頑張っているのが可愛いくていじらしい！
ラストは2組とも良いまとまりでしたが、ぜいたくいうならさらに未来の話も読んでみたかったです。

付き合ってからの話が長いのが好きな方にはオススメです。

＊＜番外編＞
4-6巻の抗争の話で殺し屋登場、その脇役殺し屋の番外編が6巻・9巻に収録。
それぞれ1冊の半分のページ数もあるので、短編というほど短くないです。
本作とは別単行本でGun＆Heavenもあります。