先生の白い噓
」のレビュー

先生の白い噓

鳥飼茜

怖い、でも読んでしまう。

2017年5月28日
初めの感想は怖いな、でした。
暴力、性、女である、男である意味。
読むだけで主人公と同じ全てを体感したような苦しさが私はありました。
7巻を読んだ時、読んでしまったことを後悔し震える思いでした。
しかし、しかし先は気になります。
最後、主人公たちはどこへ行き着くのでしょう。
全てが解決して綺麗にはならないと思う。
それでも幾ばくかの救いがあって欲しい。
登場人物、全てが痛み、闇を抱えています。
簡単にはきっと超えられない。
それでも光のあるラストを信じて、次の発刊を待ちたいです。
怖くても読んでしまう。
それはこの世界に生きる誰もが他人事と思えないからです。
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