妖ノ宴
」のレビュー

妖ノ宴

丸木文華/サマミヤアカザ

星4,5。互いにはまる2人。

ネタバレ
2017年6月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ (小説)
文章が好きで安心して読める作者さん。
深みのある意外な展開に読み応えのある方で、作者さん買いです。
今回は今まで読んだ作品ほどひねりのある展開ではなく粘着気質でもなかったですが、そこは作者さん、しっかり執着してました(笑)。

主人公がまっすぐな気質の若武者と、妖気のような不思議な雰囲気の美少年。
驕慢な少年だったのが、すこしずつ態度と心境を変えていくのに、じんわり切なくなりました。

後半はどんな展開になるのかドキドキでしたが、ほっとしました。
だけどラスト、まさしくタイトルのようなエンド。
煙にまかれたようで、、、
もうちょっとはっきりした形が欲しかったな~。
ぼや~とした読後感でした。
まぁでもお話の雰囲気には合っているのですが、、、
そこが不満というか物足りなくて星-0,5です(笑)。
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