クニミツの政
」のレビュー

クニミツの政

安童夕馬/朝基まさし

政治と選挙がゼロから面白く分かる本

2017年7月6日
政治と選挙のことはまったく知らないどころか、中学卒で社会人になってしまう江戸っ子の不良少年が主人公。なぜか「日本を変える政治家」を志す。関東のどこからしい県(千○県?)で秘書見習いとして雇われるところかが始まり。地方自治に始まる酷い政治状況や選挙の基本などを「何も知らない」主人公(つまり読者)に分かるように説明してくれます。きちんと課題があって解決策があってを繰り返すので、とても面白く読めます。
時代はやや古いのですが、それでも基本的な課題は今でも余り変わっていない(ことに驚かされます)ので、十分に通用します。
むちゃくちゃな主人公が、独特のセンスと馬鹿力で無理難題を解決していく姿がカッコイイ。お勧めします。読むと選挙が待ち遠しくなります。
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