フォロー

0

フォロワー

0

総レビュー数

41

いいねGET

36

いいね

13

レビュー

今月(4月1日~4月30日)

レビュー数0

いいねGET1

シーモア島
ベストアンサー1件
いいね4件
投稿レビュー
  • SE東耕太郎~左遷からの逆襲

    大葉康雄/くろきり

    システムエンジニア版島耕作?
    ネタバレ
    2024年10月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ SEの逆襲というタイトルから、もっと開発っぽい話を期待していたけど。どうも違う。SEとしてすごい主人公、という設定だけどシステムとかプログラミングとかの技術はまったく出てこない(ちょっと出てくるけど初心者レベル)。そして主人公は左遷先でひたすらモテまくるという、島耕作を思わせるご都合主義の展開。4巻まで購入しましたが、正直、がっかりしてます。東耕太郎という主人公の名前も「島耕作」のモジリに見えてしまう・・・(たぶん気の所為です)。
  • 悪魔二世

    志波由紀

    先が読めない!ワクワクが止まらない!!
    2024年7月19日
    こういうのを待ってたんです!!! タイトル通り「悪魔の子ども」が主人公。そして「悪魔(父)と人間(母)」が子どもを作るとどうなるのか!!!! 「この恋は異端」で悪魔と人間の恋愛モノにぞっこんだった自分にとって。結ばれたふたりがこどもを作るとどうなるのか、という切実な疑問に応えてくれそうな作品です(もちろん「この恋は・・・」の続編ではないです。まったく別の作品です)。
    ところで主人公の姓が「源間(げんま)」なの、「幻魔」からですよね(これ個人的にツボなポイント)とか、勝手に解釈します。名前の「菊光」はどこから来たのかな。わかりませんでした。「菊光(きくみつ)」は男の子の名前なので、なぜ女の子に?というのも謎です。
    あと登場人物がいろいろ面白すぎます。そのせいとは言いませんが、先の展開がまったく読めません。
    正直、読まなければよかったと強く後悔しています。なぜなら、「続刊を待つ」という苦痛が半端ないのです。まさに「悪魔の書」。読むと「続刊を待つ」という地獄に落ちますので、あらかじめご了承ください!!!!!
  • KAFKA

    秋野あさづけ

    出だしは好調だが先行きに不安が
    2024年6月29日
    とりあえず出だしは好調です。刑事の主人公が微笑ましいのも良し。しかしこの設定(かなり難しい)だと、先行きが不安です。
    恐ろしく難しいクスリの開発経緯とか、クスリの効能に関する説明とか、主人公が特別なのはなぜかとか・・・こういった説明を省かないで読者が納得するようにして欲しい。
    繰り返しになりますが、あまりにもぶっ飛んだ設定なので説明不足が怖いです。説明不足(あるいは説明省略)は作者のサボりであり、物語が空虚(リアリティのないもの)になってしまう。
    そうならないことを祈りつつ、続刊を期待します。
    いいね
    0件
  • ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり

    竿尾悟/柳内たくみ

    理想の自衛隊が異世界で大活躍!
    2024年3月10日
    元自衛官の原作(面白いです)とミリタリ漫画のナンバーワン作家がタッグを組めば、面白くないはずがない! と信じて購入。中世風亜人獣人ファンタジー世界で日本の自衛隊が大活躍する話です。自衛隊の皆様のふるまいが理想といいますか、素晴らしい。そして主人公が重度のオタク(購入側のコミケ常連)なのにレンジャー持ちとか、ギャップがすごい。そして主人公を取り巻く女性たちが強い(ハーレム展開のちっともそう見えない)。
    自衛隊が無双とまではいかないまでも大活躍する話を読みたい方にはおすすめです。別作者の自衛隊大活躍作品としては「戦国自衛隊」、「戦国自衛隊1549」、「日本国召喚」などもお試しいただけますよう。
    いいね
    0件
  • え、社内システム全てワンオペしている私を解雇ですか?(コミック)

    伊於/下城米雪/icchi

    待望の2巻が発売
    2024年1月8日
    ITエンジニアあるある(経営者の無理解、ハラスメント企業から転職して楽しいけど給料は下がる、エンジニアの能力は人によってものすごく違う、など)が詰まった第1巻であまりの面白さに呆然となりました。そして待望の2巻発売です。想定外の展開にさらに衝撃。早くも3巻を待望する状態に。すべての経営者に読んで欲しい。ITエンジニアが辞めてしまう理由が分からない経営者、必読の書。
  • DEAD Tube ~デッドチューブ~

    北河トウタ/山口ミコト

    すごく工夫されている。血みどろ耐性必要
    2023年12月31日
    動画共有サイトの行き着く果てとしては珍しくないアイデアだったので、最初は読むのをためらっておりました。読んでみると、シナリオが相当に作り込まれており、驚かされる仕掛けがいくつもあります。楽しめます。自分はフィクションであればエログロなんでもOKなので読めますが、血みどろや肉体損壊が苦手な方にはおすすめしません。あと自分は「未来日記」などのヤンデレヒロインが好きなので、この作品もヒロインがヤンデレだから好きなのか・・・ということに今このレビューを書いていて気付かされました。あとドラマの舞台が最初は学校だったのが、どんどん変わっていくので飽きません(ミステリものでは舞台替えは定番ですが)。続きが楽しみです。
    いいね
    0件
  • 魔王の始め方 THE COMIC

    笑うヤカン/小宮利公/新堂アラタ

    魔王、すなわち悪の王
    2023年9月26日
    絶大な魔力を持つ主人公。そして魔王になろうとする。もちろん悪。悪の自覚を持ちながら覇道を行くのが清々しいです。でもエロシーンがすごくて自分(中高年)にはちょっと過剰。シナリオはかなり工夫されており、かなり面白く読めました。果てしないエロシーンを受け付けない方にはおすすめしません。
    いいね
    0件
  • 片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~

    乍藤和樹/佐賀崎しげる/鍋島テツヒロ

    自己評価低すぎのオジサンがすごい!
    2023年9月26日
    騎士団、冒険者、魔法使いのエリートを輩出してきた剣術師範。にもかかわらず、自己評価が低すぎるオジサンになっていた。このギャップがすごい。そして騎士団エリートの弟子がオジサンを引っ張り出したことで剣士としての才能が世の中位に知れ渡るという。でもやっぱり自己評価は低くて「俺なんかが、なぜ」。といいながら、勝負となると弟子クラスは圧倒し、弟子の上司(団長クラス)とは上司が想定外の剣技をオジサンが炸裂させる。この勝負がすごくて見どころ十分です。あと主人公の造形が良い。かっこよいオジサンが見たい方は必読かも。
    いいね
    0件
  • ビリオンレーサー

    多田大我

    誤解なきように。バイク漫画ではありません
    ネタバレ
    2023年7月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まずご注意から。タイトルからバイク漫画だと思ってしまうと痛い目にあいます。バイク漫画ではありません。公営ギャンブルの1つである「オートレース」の漫画です。競輪漫画の「ギャンブルレーサー」、競艇漫画の「モンキーターン」が好きな方であれば、楽しめると思います。

    自分はかつて競馬だけは少し嗜んだことがあります。そのほかの公営ギャンブルはやったことがありません。でもギャンブル漫画は大好きなのですよ。

    バイク乗りですが、公営ギャンブル「オートレース」は知らなかったので読み始めました。現在の最新刊(2巻)までの感想です。1巻は主人公がふらふらしているのと展開がゆっくりなので読み進めるのに少々エネルギーを要しました。しかし2巻に入ると作者がペースを掴んだのか、かなり調子が良くなってきます。あとオートレースの説明はすごく面白かった。やっぱりこうでないと。

    1巻の厳しいところは、主人公が「極度のギャンブル嫌い」という設定にあると感じました。このために主人公が心変わりするまでがかなり面倒くさい。あと主人公はあまり頭が良くなさそうに見えるところ。投資はギャンブル(ハイリスク)なのに、それを理解していないとか。

    でも、主人公がオートレーサーの育成学校に入ってからは同期との群像劇となり、かなりの面白さとなります。同期生を丁寧に描いているのがうれしいです。ただ全員が無事卒業するのはちょっとご都合主義かな(教官の前フリが空振りしてます)。

    とりあえずは2巻まで読んでから、継続するかどうか決めることをおすすめします。
    いいね
    0件
  • 柴田昌弘SLECTION「ミッシングアイランズ」「成層圏のローレライ」「未来都市バラン」

    柴田昌弘

    目次がないのは酷い。作品は申し分なし
    2023年7月2日
    30年前からの柴田氏ファンです。重複している作品もありますが、購入しました。作品の内容については傑作ぞろいなので申し分ありません。素晴らしいです。ただし、500ページを超える作品集なのに目次がないのは酷い。酷すぎる。手抜きではないですか(怒り)。目次を追加してバージョンアップしてください。
    いいね
    0件
  • 【単話版】ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない(フルカラー)

    増田ちひろ/裏地ろくろ

    ご都合主義の設定だけど
    2023年5月10日
    タイトル通り、ご都合主義の設定です。主人公はこうである理由はなんとなく明かされます。単話版は価格が安いのでついつい買ってしまう。でも面白いかというと微妙です。間違っても作品としての高い評価は受けそうにないですが、こういった無敵に近い設定に需要があることも理解できます。それだけかな。
    いいね
    0件
  • ザ・ファブル

    南勝久

    真っ当に生きられることのありがたさ
    2023年5月10日
    凄腕の殺し屋がなぜか「殺さない」という縛りを受けながら大活躍する物語。面白すぎます。凄腕の殺し屋は肉体的にはスーパーアスリートなので、格闘は五輪メダリスト級です。しかも殺し屋独自の知恵といいますか、相手のあれこれを読んで(推測して)の駆け引きが凄い。日常生活の用心深さもまた凄い。

    最初は本当に孤独だった主人公(殺し屋)がだんだんと人間(じんかん)に入っていき、感情を持っていく。このあたりは泣けます。そして周囲の人間がまた善いヒトも悪いヒト(悪いなりにもきちんとした理由がある)も個性的で笑えます。

    真っ当に生きられることのありがたさを教えてくれる作品です。
    いいね
    0件
  • サンダー3

    池田祐輝

    衝撃の面白さ。この発想はなかった
    2023年5月6日
    この発想はなかった!!! 2023年の最高傑作となるかも。 推薦してくれてありがとうございます。

    マンガの主人公が現実世界(メタバース)に放り込まれるとこうなるのか、が素晴らしい。とにかく絵柄のギャップ(マンガと現実)が凄すぎて良い意味で唖然としました。自分は奥浩哉氏の大作「GANTZ」の超リアルな世界とはつまりこういうことだったのか、と勝手に理解して納得しています。奥浩哉氏の傑作「いぬやしき」の影響も感じます。あと傑作「GIGANT」も。

    最初の巻だけでも試し読みしてください。強く強く推薦します。

    いいね
    0件
  • 日本三國

    松木いっか

    タイトルで食わず嫌いを深く反省。大傑作。
    ネタバレ
    2023年4月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「日本三國」という作品を侮っていました。食わず嫌いを深く反省中です。作品そのものはしばらく前から、タイトルだけ知っていました。「日本版三国志なのかな・・・あの三国志の面白さを超えられるはずがないよね・・・」などと勝手に想像して読まなかった。このたび無料試読がいくつかの電子書籍サイトで始まったのでお試しで読み始めたら、これが、なんということでしょうか。


    あああああ!!作者様に深くお詫びします。とてつもなく勢いがあってすっごく面白い。いや面白すぎます。気がついたら3巻すべてを購入していました・・・。時代は未来の日本。そしてもちろん三国に分かれている。ところどころ、現在の日本と重なる「遺跡」?が出てくるのがなんとも感慨深いです。泣ける。
    いいね
    0件
  • 反逆コメンテーターエンドウさん

    洋介犬

    エンドウさんの脇を占めるキャラが濃ゆい
    2022年12月8日
    現実には存在しない(テレビ局に呼ばれない)であろう、自分にとって理想に近いコメンテーターさんです。言いたいことをどんどん言ってくれます。異論もありますが、当たり前なので気にしません。そして脇を固めるキャラが濃ゆい。コメンテーターのケンジロン氏が傍若無人で特に良い(彼も現実にはテレビには呼ばれないであろうキャラ)。テレビ局の大人の事情でアタフタするディレクターさんがアタフタするのはお約束といいますか。作者あとがきによると古代中国に実在していた論客(実在の人物)がモデルということです。こんな論客を重用できる権力者はなかなか少なそうですね。テレビを見ていてひどいコメンテーターに不満を覚えてしまう方におすすめします。
  • 僕の心のヤバイやつ

    桜井のりお

    君の心のヤバいやつ
    2022年10月16日
    「僕は頭がおかしい」のモノローグで始まる陰気なかつ陰気さを自覚している男子を主人公に据えたことで。読者(の多くと思われる内気な男子)は主人公にすんなり入り込み、感情移入していきます。美人のヒロインはとても良い子なのですが、その友人女子が一癖あるヤツばかりで主人公を見下す見下す。ヒロインも最初は主人公のことなど「なんとも思っていないどころか、自分が食ったポテチの空袋を主人公に捨てさせる」という非道さ。
    信じられないことに、ここから二人の精神的な距離がいろいろあって少しつづ縮んでいくのですよ。ところが主人公はヒロインの好意を否定してしまったり。ほんと、もどかしい。作者はこの距離感と気持ちの変化を実に丁寧に丁寧に描いていて。はしょることがまったくない。ここまでテンポがリアルな恋愛マンガは読んだことがありませんでした。作者様の力量に脱帽です。主人公とヒロインの友人も、とっても良い味出しています。「最高の清純恋愛群像劇」マンガだと断言できます。必ず1巻から読み勧めてください。至福の時間があなたをお待ちしております。
  • 幼女戦記

    東條チカ/カルロ・ゼン/篠月しのぶ

    タイトルのハードルを超えた先にある極上
    2022年10月13日
    タイトル(ようじょ??)がハードル高いけど。超えてしまえば至福の時があなたをお迎えします。コミックから入り、原作小説を読み、アニメを鑑賞しました。どれも素晴らしい作品です。

    あえて優劣を付けると、自分はコミック版が最も好きです。アニメは進行が早く、細かいエピソードをすっ飛ばしているのが・・・まあ仕方がないといいますか。それと副官の絵姿が少し残念。原作小説は面白いのですが、読後感がなんか暗いんですよ。コミック版は小説に比べると、読後感が明るい。読みやすい。しかもほぼ原作小説に忠実の進み方。始めはこのテンポと作業量でどこまで行けるのか、漫画家さんの健康状態が心配になるほどでした。否。今でも心配です。

    とにかく原作とコミックともども、最後まで突っ走ってください。そして自分が生きている間に結末を読ませてください。それが願いです。
    いいね
    0件
  • 巨匠

    高橋一仁/Gたかし

    高橋作品はアイデア満載で先が読めない
    2022年9月26日
    「パーフェクトヒューマン」で想定外の展開に最後まで持っていかれた高橋作品のファンです。この作品も高橋氏の才能(数々のアイデア)が全開です。良い意味で先が読めません。主人公は、大ヒット連載中の漫画作品を突然休載した「巨匠」。彼の秘密とは。念願の隠居生活に入ったはずが「巨匠」には日常生活を壊してしまうような悩みを抱えていた。大病院に入院したものの治療に取り組む色っぽい女医さんの秘密とか、巨匠の意外な過去とか。出し惜しみなしの展開がとっても良いです。この先、物語がどのように展開するのか。次巻に期待です。
    いいね
    0件
  • 機龍警察

    月村了衛/フクダイクミ/イナベカズ

    兵装バトルを期待してはいけない
    2022年9月19日
    表紙と説明書きからはいわゆる兵装バトルもの(アップルシード、攻殻機動隊、パトレイバーなど)を想像しましたが、違いました。兵装者同士のバトルはほとんどありません。テロリストと警察の知恵比べを読ませるシナリオです。勢いはあります。ただし背景説明がほとんどなく、2巻読了時点でもかなり不満が残ります。リアリティを出そうと現場(有楽町線の拡張予定部分らしい)を作り込んでいるのは理解できるのですが、セリフのやりとりが噛み合っていなかったり、警視庁があまりに無能だったり(もうパターンなので飽きている)、主要登場人物のキャリアと新規部門立ち上げの理由が分からずに置いてきぼりにされたりと、粗さが気になります。兵装の違いが良く分からないのも困る。絵はかなり上手くて格好良いです(最初だけは肝心の兵装全体が部分的にしか描かれず、理解に苦労しましたが)。原作小説からコミック版のシナリオを作る段階で失敗しているのかもしれません。3巻でいくらか不満が解消されると良いのですが。
    いいね
    0件
  • サマータイムレンダ2026 未然事故物件

    田中靖規

    ようやく本編読了でこの作品を堪能
    2022年9月17日
    ずっと読了する勇気がなかった本編(9巻から完結まで新刊で購入済み)。この作品が出たことで本編をようやく読了できました。そして本編読了翌日に本作品を賞味。本編の記憶が生々しい状態で読んだので、感慨深い・・・って極上の推理ホラーです。つかみの携帯電話シーンでもう怖い。あっという間に本作品も読了してしまいました。相変わらずひねりが効いてます(特に物件の間取り)。まだまだこのコンビ、イケそうな気がします。本作品までひねらなくても、スピンオフは作れそうな気が。あと舞台となった街(今度の舞台は東京)がリアルでうれしい。本編愛好者は必読です!!!!
  • ギロチンTV-嘘つき野郎に神のイカヅチ

    佐藤真冬

    思っていたよりも、いろいろ考えられている
    2022年8月15日
    タイトルも絵柄も好みではない。期待していなかったけど、なぜか惹かれて購入。ツッコミどころ満載(例えば超音波で何かできるとしたら、誰でもできてしまうような、とか)ですが。それを気にしなければ、かなり考えられているかなと。こういった作品(命を賭けて金を取りに行く見世物)は犠牲者候補の生い立ち、なぜ応募したかの背景、質問内容と回答内容のやりとり、読者が驚く仕掛けの有無、などが読み進めるかどうかを決めると思っております。最初の導入部はやや粗雑ですが、メインシナリオはそれなりに読ませてくれます。犠牲者は候補を含めて3名とまだ少なく、シナリオの展開はゆっくりです。あと主人公らしき人物がいないので、キャラが弱いかな。今後の展開に期待します。
    いいね
    0件
  • 100日後に結婚する二人

    畑健二郎

    ハッピーエンドのラブコメが好きなんです
    2022年1月29日
    オタクとアイドルが結婚するまでを描いた王道ラブコメ。とても楽しく読めてハッピーエンドで安心。こういうのが好きなんですよ、自分。克・亜樹先生の「ラブ・らっきぃ」も大好き。畑健二郎先生は「トニカクカワイイ」が初見で、この作品(トニカクカワイイ)が大好き。こういう性癖の方でしたら、安心して楽しく読めることを保証します。しかもフルカラー。これは凄い。最初は「0日目」というタイトルが作品内の時間の流れと合っていないようで少しだけ違和感あったけど。あとはオッケーです。
    いいね
    0件
  • 異伝 淡海乃海~羽林、乱世を翔る~

    イスラーフィール/碧風羽

    戦国期の朝廷と公家の世界
    2021年7月4日
    戦国時代転生物の第2シリーズ。第1シリーズでは小さな武家の主君から始まるのに対し、第2シリーズでは武家の主君ではなく、大人の事情で公家になってしまう。つまり武力はもたず、知略で勝負する物語。でも主人公のアレな性格はそのまま(苦笑)。そして主人公が関わる世界が違う。朝廷であり、公家であり。武家も京都に近い三好家などが詳しく説明されます。自分が知らなかった朝廷と公家の世界。公家として頭角を現す主人公。続きが楽しみです
    いいね
    0件
  • 淡海乃海 水面が揺れる時

    もとむらえり/イスラーフィール/碧風羽

    何度も読み返してしまう
    2021年7月4日
    久々に何度も読み返してしまうコミックに出会えたという幸せ。物語は戦国時代転生物の王道小説です。そのコミック化。ものすごく多くの登場人物を描き分けており、しかも人物がすべて魅力的なことに驚嘆します。悪役といえども魅力があることは大事。作者の愛が感じられます。残念なのは進行が非常にゆっくりであること。でも原作に忠実であろうとしながら、膨大な手間がかかりそうな作画を想像すると、このペースになってしまうのかも。早く続きを!!
  • 淡海乃海 水面が揺れる時~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~

    イスラーフィール/碧風羽

    戦国時代を再び楽しく学べる
    2021年7月4日
    コミックから入り、WEB版をすべて読み、そしてこの単行本へと至りました。すべてが面白く、かつ戦国時代を楽しく学べるという。戦国時代へのタイムスリップ物と転生物をいくつか(小説と漫画)を読んだ中では、戦国時代を最も詳しく記述していると思う。転生する先の選択がまた秀逸。京都にほど近く、しかもすごく小さい武家。そして数多くの登場人物の描き分けがすごい。作者さまの知識量に圧倒されます
  • あしあと ちばてつや追想短編集

    ちばてつや

    内容は素晴らしい。値段が高い
    2021年5月6日
    ちばてつや先生の今だから出せる逸話が存分に盛り込まれた本人を主人公とする自伝短編集です。どの短編も内容は大変すばらしく、読み応えがあります。ただし1650円は高価です。漫画は安いことが最大の特長だと思っている自分からすると、せめて1100円(本体1000円)にして欲しかった。ちばてつやファンに子供はあまりいない(高齢者が中心である)であろうことを考慮しても、高いです。
    いいね
    0件
  • 六本木騎士ストーリー

    弘兼憲史

    値段が高すぎます。半値が妥当かと
    2021年5月6日
    水商売で真面目にやった者が実際に成功したという実話ベースの漫画です。いわゆる儲け主義ではなく、ホステスさんを含めた店で働いている人の幸せと、お客さんの満足を優先させるという経営哲学の持ち主が主人公。もちろん苦難がありますが、それを乗り越えてビジネスを成功させる。弘兼漫画の弱点である「泥臭さのなさ」はそのままで、内容は浅いと感じます。しかもボリューム(ページ数)がかなり少ない。1000円を超す値付けは高すぎると感じます。
    いいね
    0件
  • ノーマーク爆牌党

    片山まさゆき

    (個人的には)麻雀漫画の最高傑作
    2021年1月23日
    麻雀漫画の最高傑作(個人的な感想です)。とにかく奥が深い。麻雀をやり込んだ読者ほど、作品から得るものが多いはず。作者は麻雀界では有名な打ち手ですが、作者本人が麻雀を理解しているその深さに感嘆しました。牌譜を作成してから漫画を描いている(と信じる)、膨大な手間が生み出す圧倒的なリアリティ。三大タイトル戦の性格の違いが、決勝戦のメンバーにどのような違いを生むかの考察。麻雀を趣味とする(あるいは趣味としていた)人間には必読の作品といえます。
  • 公道ウルフ

    野口賢

    高校生がF3レーサーって・・・無理かも
    ネタバレ
    2020年12月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高校生がF3レーサーって・・・自動車免許の最低年齢が18歳なのですからリアリティがなさすぎ。萎えました。「イニシャルD」の主人公みたいに道路交通法違反をしていたとか、はたまた「25歳の高校生」とかいう設定であれば、なんとか読めるかも。ストーリーは面白いんだけど、基本設定で興ざめです。
    いいね
    0件
  • リボーンの棋士

    鍋倉夫

    これで完結はひどい!! 続きを読みたい!
    2020年9月1日
    傑作です。元奨励会棋士が主人公の傑作にはあの「ハチワンダイバー」がありますが、遜色ないすばらしい作品です。鉢ワンは賭け将棋という未来が閉じてしまう方法であるのに対し、「リボーン」は王道の元奨再生ストーリーでその展開が主人公の良い性格とあいまって本当に楽しんでおりました。これはプロ編入、そしてタイトル獲得まで行くに違いない、・・・と思っていたら。ここで完結はあまりにひどすぎまず。Web連載で続けてください!!!
  • ハーラーダービー

    森高夕次/水上あきら

    プロ野球ファンがうなずく内容かも
    2020年9月1日
    絶対的なエースが登板すると、なぜか味方が点をとってくれない。プロ野球ファンにはなじみのある「格言(本当かどうかはわからない)」の1つです。ほかにも「野手が交代したところに打球が飛ぶ」とか、「勝負には流れがある」とか。
    それはともかく、絶対的なエースの悲哀を題材に、その解決にあがくバッテリーの姿を描くという。これまでにはたぶんなかった「プロ野球もの」です。でも、考えたようには行かないのが野球でもあります。想定外の展開にバッテリーは四苦八苦します。初巻ですのでストーリーはあまり進みません。グラゼニの原作者ということで、これからに期待しております。
    なお架空のチームですが、ホームの球場はどうみても神宮です。神宮スパイダース(グラゼニ)と同じ。原作者は神宮が好きなのかも。
    いいね
    0件
  • 終わらない挑戦~三好貴士の生き方~

    林壮太

    テーマは好き。ただし価格が高い
    2020年5月14日
    30ページ足らずで150ポイントという価格はちょっと高すぎます。3巻まで購入すると90ページしかないのに450ポイントかかる。それだけの高密度な内容かというと、そうでもない。100ポイントが適正価格だと個人的には感じた。ヒーローではない脇役の人物をテーマにしたノンフィクションは大好きなので、その点は良いです。でも盛り上がりには欠けます。あと、主人公以外の人物や背景などに関する情報が乏しい。
    いいね
    0件
  • 将軍足利義昭 信長を一番殺したかった男

    しまたけひと

    室町幕府最後の将軍、その生涯をたどる佳作
    2020年5月14日
    日本史では織田信長の敵役で悪役・脇役扱いの足利義昭。名ばかりの将軍で時代の変化を読めなかった男。そんな彼の生きざまが丹念に描かれます。戦国好きの自分には足利義昭の知識がほとんどなく、このマンガは参考になりました。足利義昭が生まれてから死ぬまでの所在地を年代順に作者が訪ねながらご紹介、というのが新しい。作者の自分語りがやや煩しいのが欠点。あと義昭のキャラが子供に見えてしまう。慣れればなんとかなりますが。
  • ゴールデン・エイジ

    庄司陽子

    作画は別の人が適切だったと思う
    2020年4月27日
    庄司氏の最近作は作画の狂いがひどく、この作品もその1つ。原作あるいは絵コンテでとどめ、作画は絵の上手い別の作家さんが担当すべきだったと強く思う。ストーリーについてはだいたい時系列なので読めるが、魅力に乏しい。いっそのことシナリオライターと漫画家がインタビューし、再構成して実名(差し障りのあるところは匿名)で作品を作るべきではなかったか。作品一覧なども入れれば資料的価値もあったろうに。もったいないし、残念です。
  • チャンピオンズ~週刊少年チャンピオンを創った男たちの物語~

    魚乃目三太

    創刊秘話ではなく、歴史そのものだった
    2020年4月26日
    タイトルからは創刊秘話(少年チャンピオンの創刊に至るまでの物語)を想像していました。違いました。「少年チャンピオン」の歴史そのものです。創刊から現在までが語られます。がきデカやマカロニほうれん荘、ブラックジャックなどの黄金時代に愛読していた身としては、かなり面白かったです。
    いいね
    0件
  • チェン爺

    新田たつお

    独特のシリアスとギャグが良い味だしてます
    2020年4月26日
    序盤の展開は読めてしまうものの、そこからが怒涛の展開でした。たった3巻ですが内容は濃い。エンディングのオチには半ば感動しました。新田先生は独特のギャグとシリアスが混じった中編になると冴えわたるように感じます。傑作です。
    いいね
    0件
  • うつ病九段

    先崎学/河井克夫

    え、もう終わり? 短すぎるし中途半端
    ネタバレ
    2020年4月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ プロ棋士がうつ病になってからの闘病記。でも治るまでは描かれない。途中で唐突に終わってしまう。「ツレがうつになりまして」や「アル中日記」などの闘病記マンガをいくつも読んできた者には、短いし内容が浅い。実際にリーグ戦に復帰して闘えるようになるまでが読みたかったのに。これではあんまりです。あとこの長さでこの価格は高いと思う。
    いいね
    0件
  • サマータイムレンダ

    田中靖規

    久々の傑作ホラーミステリーを堪能
    2020年1月4日
    久々に登場した傑作ホラー・ミステリーです。個人的には、いずれも地方を舞台にしたPCノベル「ひぐらしのなく頃に」(怖すぎる大傑作)と、PC美少女ゲーム「果てしなく青い、この空の下で」(現実の厳しさを教えてくれる大傑作)以来の感動です。「ひぐらし」が好きな方にはぜひ一読をオススメします。コミックスでは、ここまでの水準に達していたものは読んだことはありませんでした。最後までこのまま突っ走ってください。感動をありがとうございます。
  • ROUTE END

    中川海二

    あらすじでネタバレなのはひどすぎる
    2019年8月25日
    作品はすごく面白い。最近のミステリー物ではまれに見る傑作です。ただし、コミックシーモア様の各巻あらじすがネタバレなのでひどく興ざめでした。犯人の名前を書いたりとか、伏線のネタばらしとか、ひどすぎます。コミックシーモア様の各巻あらすじは、すべて同じ「手抜きのあらすじ」があるかと思えば、この作品のような細かく紹介したあらじすがあり、作品間のばらつきが大きすぎます。この作品では犯人探しが重要なのですから、各巻あらすじで犯人の名前を出してしまうのは読者に対する冒涜だと感じました。(追記)この各巻あらすじは「楽天Kobo」の同じ作品の各巻あらすじとまったく同じ文章のようですね。何か、ガッカリです。
    いいね
    0件
  • プレイボール2

    ちばあきお/コージィ城倉

    やっぱり谷口キャプテンは僕らのヒーロー
    2017年8月20日
    実は始め、コミックス紹介のWebサイトでいくつかのコマを見たとき、絵に違和感がありました。ちばあきおタッチなんだけど何か違うという。心配でした。
    しかし実際に購入して読み進めたところ、杞憂に終わりました。あのプレイボールの雰囲気が見事に再現されています。違和感なく、物語に入り込めました。読了後、元の「プレイボール」を第1巻から購入し、再読を始めています。もう一度読み直したくなるくらい、素晴らしい作品でした。この難作品(傑作)に挑んでいらっしゃるコージィ城倉先生にありがとう、です。
  • クニミツの政

    安童夕馬/朝基まさし

    政治と選挙がゼロから面白く分かる本
    2017年7月6日
    政治と選挙のことはまったく知らないどころか、中学卒で社会人になってしまう江戸っ子の不良少年が主人公。なぜか「日本を変える政治家」を志す。関東のどこからしい県(千○県?)で秘書見習いとして雇われるところかが始まり。地方自治に始まる酷い政治状況や選挙の基本などを「何も知らない」主人公(つまり読者)に分かるように説明してくれます。きちんと課題があって解決策があってを繰り返すので、とても面白く読めます。
    時代はやや古いのですが、それでも基本的な課題は今でも余り変わっていない(ことに驚かされます)ので、十分に通用します。
    むちゃくちゃな主人公が、独特のセンスと馬鹿力で無理難題を解決していく姿がカッコイイ。お勧めします。読むと選挙が待ち遠しくなります。